男性は協力的で、女性は非協力的?研究者同士の情報共有のあり方に男女差あり(研究結果)

【研究者同士の情報共有。性別によって違い 一番対応率が高いのは男性同士、海外の研究結果が話題に】
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3035584

 

記事によれば、、、

 

・実績のある研究者に対して、発表した論文のPDFデータの送付をお願いするメールを送り、その応答率を調べた
・全体では約80%の研究者が応答したが、依頼者と対応者の性別の組み合わせによって、応答率が異なることが判明
・男女、女男、女女よりも、男性同士の組み合わせが明らかに一番応答率が高かった
・さらに、実験の元データを送ってくれという手間のかかる依頼をした場合も同様に、男性同士の組み合わせが一番応答率が高かった
・女性は依頼側、対応側いずれに立つ場合も、情報共有に成功する率は男性より低かった
・一方男性は、依頼者が男性であれば地位に関わらず応答しがちで、女性からの依頼には、自分と地位が同じくらいでなければ答えない傾向に

 

、、、以上、記事引用

 

この研究をした人は、

 

「女性の応答率が低くなったのは、アカデミアの世界において女性のキャリア競争が激しいため、自身の研究成果やデータを他人に見せ、出し抜かれてしまう恐怖を抱いたせいではないか」

 

「男性同士の組み合わせで情報共有率が高くなったのは、進化の歴史が関係している可能性があり、集団闘争で他のグループに対抗するため、結束する必要があったことの名残ではないか」

 

、、と推察しています。

 

 



 

 

この研究内容を見て、まず思ったのは、「なんだかんだで男社会だな」ということ。

 

おそらく、研究者の男女比率を考えた時、男性が圧倒的に多いでしょう。男性の数が多ければ、男社会になってしまうのは致し方ない部分もあると思います。逆に言えば、活動する男女比率を同じにすれば、男社会ではなくなる可能性が高くなるかもしれません。

 

次に思ったのは、「男性は協力的で共有するが、女性は非協力的で共有しない?」ということ。

 

上で研究者は、「女性は出し抜かれる心配」「男性は集団闘争」と言っていますが、こういう言葉たちを見ると、その裏にはやはり、「男社会」というものが見え隠れしてきます。

 

男社会だから、女性たちは、少ない女性のポストを女性同士で取り合うイメージ?
男社会だから、男性たちは、チーム、派閥、組織を結成して、集団闘争するイメージ?

 

つまりこれは、男性は協力的で共有する生き物、女性は非協力で共有しない生き物、という話ではなく、「男社会という大きな枠組み、そういう環境が、男性を協力的にし、女性を非協力的にしている」ということなんだと思います。

 

一応言っておくと、私は男社会を全否定しませんし、男女平等も全肯定しません。(男女は違う生き物なのだから、それぞれの特性を活かして活動するべき。男女平等と言って、なんでもかんでも男女を同じ風に扱うのもおかしいかと)

 

とにもかくにも、上の研究は、研究業界をはじめとした、男社会では、情報共有に男女差が出てきてしまう、男女で協力度が変わってきてしまう、ということがよくわかったような気がしました。

 

今回の研究は、比較心理学と社会認知の分野においての研究者を対象としたものですが、もしかしたら男社会度が高い業界ほど、こういう傾向があるのかもしれません。

 

興味深い研究結果だったので、勝手な推論を長々と展開してしまいました。失礼。

 

そうそう、音楽の作曲家の世界も男性ばかりなので、ある意味、男社会なのかもしれません。

 

でも、私は女性にもちゃんと可能な限りの情報共有はするつもりですよ!
ということで、女性作曲家のみなさん、たくさんの連絡お待ちしてます!^^

 

ではでは

 

 

男社会の政治の世界において、小池氏がオープンにと言いながらも、共有せず密室決断してしまう理由はもしかしたら、上述のことで説明がつくのかもしれません。笑(男性政治家たちは見事に派閥を組んでいますからね。)

 

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