背番号の小さい選手はスリムに見えるという研究。興味深い”数字による認知の歪み”
【「背番号が小さい選手はスリムに見える」数字が人の印象を変えることを科学的に実証】
https://nazology.net/archives/133856
・2019年のESPN調べで、NFLのワイドレシーバーの80%近くが10〜19番を背番号に選んでいたことが判明し、選手たちは理由として「スリムでスピーディーに見えるから」と答えていた
・米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の新たな研究により、体格が同じでも、数字の小さな背番号を付けるとスリムに、数字の大きな背番号を付けると大柄に見えやすくなることが証明された
・数字の形による占有面積が原因とも考えられたが、占有面積を同じにしながら、同じ実験をしても、同様の結果が出た
・これにより、被験者による体のサイズ知覚は純粋に数字の大小の影響を受けていることが示された
以上、記事引用参考
数字という情報による認知の歪み
おもしろい実験です。
同じ体型であっても、ユニフォームの番号が小さければスリムに見えるし、番号が大きければ大柄に見えるということです。
私が所有している番号付きのTシャツの数字はいくつだったけな?それを着ていた時、スリムに?大柄に?見えてたのかな?^^
改めて、
私たちは情報によって認知が歪むものなんだな
と思わされます。
私たちの頭の中には、赤色は〇〇、女性は〇〇、というように色々な情報(イメージ)が入っています。
実際、それらの情報(イメージ)が認知を歪めることはよくあります。
でも、まさか、数字の大小という、なんというか無機質な情報(イメージ)までもが、私たちの認知を歪めることには驚きました。
いや、考えてみれば、私たちは常に数字に囲まれて生活をしています。
ダンベルが2kgだと軽い、7kgだと重い、
あの商品は1000円だと安い、5000円だと高い、とかとか
その他、体重、指標、SNSのいいねの数、時計
などなど、数字だらけです。
つまり、私たちは無意識に数字の大小のイメージが脳に刷り込まれていると言ってもいいのかもしれません。
そう考えると、
今回の実験のような、数字による認知の歪みが出るのも当然のことなのかもしれません。
最初は、「たかが数字なのに」と思いましたが、「数字だからこそ」なのかもしれません。
数字が与えるイメージ、認知の歪み、侮れませんね。
思わぬところで認知の歪みが発生している可能性もあるので、生活の中の数字を少し意識してみるのもいいかもしれません。
ではでは
数字による認知の歪み。何か活用できるかな?大きく見せたいプレゼント?食器?食べ物?それらに大きな数字をつける?笑