日本労働者の働く幸せ実感はなぜ低い?
【日本の働く幸せ実感はなぜ低い?国際比較調査を発表。
日本企業の組織文化が働く幸せ実感を下げていることが判明】
https://rc.persol-group.co.jp/news/202304121000.html
・欧米地域を含めた世界18ヵ国・地域の主要都市における就業実態・成長意識調査の結果、日本の働く幸せ実感は他国に比べて低いことがわかった
・その要因①「他国・地域と比べ”権威主義””責任回避”が相対的に強く、”職場の相互尊重”などが弱い点が、働く幸せ実感が低くしている」「上層部の決定にはとりあえず従う」「物事は事前の根回しによって決定される」といった「権威主義・責任回避」が比較的高い傾向。
・その要因②「日本の就業者の”寛容性”は18カ国・地域の中で2番目に低く、異質な他者と積極的に関わろうとしない傾向が顕著にみられ、職場における相互尊重の組織文化が低くなる要因に」就業者の寛容性(異質な他者への非排他性)が高い国・地域ほど、働く幸せ実感が高い
・その要因③「日本は、他国と比べ、学習投資をしていても仕事や働き方の選択肢の増加につながらない傾向」企業横断的な職業意識が薄く、ジョブ型ではなくOJTを中心に組織内部で能力向上を行う日本では、業務外の学習・自己啓発が仕事の選択肢の増加に繋がりづらいと考えられる
以上、記事引用参考
働く幸せ実感の高さ=自己決定力(自己決定要素)の高さ?
権威主義、責任回避、低い寛容性、向上しにくい学習意欲(自己投資)
これらが要因で日本の働く幸せ実感は低い、とのこと。
なんとなく、ザ・日本!という感じがするのは私だけでしょうか。
あなたの働く幸せ実感はどうでしょうか?高い?低い?
そして、あなたの職場はどんな感じでしょう?権威的?寛容?
前に以下のブログを書いたのを思い出しました。
【グーグルが4年がかりで見つけた「結果を出せるチーム」の特徴】
https://amimako.com/philosophy-life-google-psychological-safety-study/
「結果を出せるチームとは、何でもないことを無邪気にしゃべれる安心感(心理的安全性)があり、思いついたことを口にしても、頭ごなしに否定したり、くだらないと決めつけたり、皮肉を言ったりする人がチームにいないこと。つまり、反対意見でも、何でも言える関係性」
Googleが導き出した、この結果を出せるチームの特徴。上述の日本の特徴とほぼ反対な感じがしますよね。^^;
もちろん、Googleの言う結果を出せるチームの人たちの働く幸せ実感は高いと思われます。
あと、思ったことは、
心理学的に、自己決定力(自己決定要素)の高さと人生の幸福度は比例することが明らかになっています。
自分で決めてきた、自分で決めたこと、自分で決められる、というような状態であればあるほど幸せってことです。
日本の労働環境は、自己決定力(自己決定要素)が低い→日本の働く幸せ実感が低い、とも言えるのかもしれません。
日本の社会や組織、土壌が、日本労働者の自己決定力(自己決定要素)を低くしているのかもしれませんが、自己決定力が低い人たちが集まっているから、そういう社会や組織や土壌が存在しているとも言えます。
すべては相互関係です。(社会や組織⇄人)
だから、どちらかが変われば、もう一方が変わります。
でも、社会や組織の変化なんて待ってなんていられません。
やはり、変わるべきは個人個人なのです。
だから、幸せになるために、働く幸せ実感を高めるために、上のことを意識して、公私にわたって、自分の自己決定力(自己決定要素)を上げていきましょう。
いろいろ話を展開しすぎたかな?^^;
ではでは
自論ですが、日本人は「どうせ、無理だよ」「どうせ、できないよ」みたいな、「どうせマインド」が染みついてしまっていると私は思っています。このマインドを変えることが、日本を根本的に救うものだと私は考えます。上の話ともリンクしますよね。