宇宙への夢と現実。
1977年に打ち上げられたボイジャー2号の太陽系外脱出が秒読みに入っているみたいですね。太陽系というと、冥王星の軌道の外側をイメージしてしまいがちですが、太陽風の影響がわかる範囲が太陽系ということだそうです。それは太陽から冥王星の距離の3倍程度というからものすごい距離です。(176億4千万キロ)もちろん、人類が作った物体としては初の太陽系脱出になるのです。(時速6万1千キロで飛行中)
う~ん、ロマンですねえ。
物体はもうすぐ太陽系外ですが、人間は月まで。。(まあ、生命体を運ぶのは大変ですから仕方ないですが)
そんな人類が月にたどり着いて40年以上経つわけですが、太陽系外は無理にしても、昔に比べ月への旅は身近なものになっています。とはいっても、おひとりさま120億円ですが…。
120億円月旅行の概要は、7日間宇宙ステーション滞在の後、8日間月の周りを飛行して帰還するというものらしいですが、チケット1枚は既に販売済みだそうで、その購入者はあのジェームスキャメロン監督である可能性が高いとかとか。(アバターも宇宙ものでしたしね)
でも、確か、宇宙ステーションって、2020年ごろに地球の海に墜落させて、処分する予定でしたよね?
ということは、この120億円ツアーは2020年頃までになるのかなと勝手に予想。(まあ、自分には悲しいかな、関係のないことですが。。)
それでも、宇宙への旅行事業はいろんな国々で盛んに動きがあります。ロシアでは、宇宙ホテルたるものを2016年にオープン予定だとか。高度約350kmにある定員7名、4部屋のホテルだそうで、5日間の滞在費(交通費込み)で約7600万円です。(120億円に比べたらリーズナブルだけど。。)
ちなみに、宇宙ステーション内部に居住する宇宙飛行士の被曝量は1日平均で1mシーベルト。地球上での年間自然被曝量と同じ量です。原発と宇宙船の放射線で中味は少々異なるようですが、被曝量を抑えなければならない点は同じです。
宇宙ステーションの滞在期間が原則6カ月以内となっていること、宇宙飛行士被曝管理規定で女性の方が被曝量が低い数値で設定されていることも注目すべき点ですね。
ボイジャー2号は30年以上かけて太陽系外に出ようとしていますが、人類は火星往復が最短でも3年。上記のような費用(旅行と同じ基準では考えられませんが)、6か月以内という、放射線被曝量の規制などなど、考えると人類の遠い宇宙への旅立ちは難しいですね。
多くの夢と共に、多くの現実、問題もそれと共に見えてきますね。
う~ん、はかない。。
ではでは。
ボイジャー1号や2号には宇宙人のメッセージが積まれているのはご存じですよね。
金メッキをした銅製レコードもそのひとつで、表面には再生方法が書いてあり、レコードには地球の音と映像が収められています。映像は地球の様々な風景や生物、人々が、音は自然の音から音楽、いろいろな言語での挨拶が入っています。ちなみに、音楽にはバッハからビートルズ、日本の尺八の音まで。日本語の「こんにちは」も入っています。