フェイクが溢れる時代、カメラがリアル(私が撮影した写真です)を証明する時代へ。SONYがC2PA規格対応カメラを発表。

【「私が撮影した写真です」って証明できる日が近づいてきた】
https://www.gizmodo.jp/2024/04/284871.html

 

・ソニーが「C2PA規格対応を含む真正性カメラソリューションを報道機関向けに提供」したと発表

・Microsoft(マイクロソフト)、Intel、Adobe、ARM、BBC、Truepicらが2021年に立ち上げた団体、それがC2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)

・デジタルコンテンツの来歴を記録するための機能と技術仕様を策定している団体

・つまり、C2PA規格とは、誰が撮影した写真なのかをデジタル的に証明する手段を提供していきますよ、という、そんな規格、仕組み

・C2PA規格のカメラで、撮影された画像には来歴情報を含むメタデータが記録され、カメラ内デジタル署名として埋め込まれる。この署名にはデジタル出生証明書も作成され、実際にカメラで撮影されたことをイメージ検証サイトでチェックすることが可能。生成されたフェイクではなく、カメラによって撮影された画像である証明

・生成AIなどの発展により、その画像や写真の制作者は誰なのか、あるいは生成されたものなのかといった信頼性の証明が一層重要になっている

・ソニーの新製品では、3D深度情報も同時に記録され、3D物体を撮影したのか画像やディスプレイのような平面を撮影したのかもわかるようにになる

 

 

以上、記事引用参考

 

 

 



 

 

いづれ、すべてのコンテンツにはデジタル証明書がつく?

 

このブログでも何度も書いているように、生成AIによって作成される画像や動画のクオリティが急速にレベルアップしており、本物と区別がつかなくなってきています。

 

先日、キャサリン妃のがん公表の動画が出回りましたが、

多くの人がこの動画はAI生成されたものではないかと指摘しています。

実際、つけている指輪が動画の途中で消えたりしています。

 

 

 

キャサリン妃の動画の真偽はともかく、

これくらい、AI生成なのかどうかの区別がわからないレベルになってきております。

 

私は、このような問題を見るたびに、未来を以下のように想像していました。

 

・自分自身のフェイク動画による損害を防ぐために、未来の人間はみんな、自分自身の行動の記録(動画など)をとるような仕組みが生まれるのではないだろうか。体に埋め込むような生体的記録装置を作れば、自己証明も容易になる?

 

・AIで生成されるものはすべて、「これはAIで作れられたものです」というようなデジタル証明を必ずつけなければいけないルール(義務)が生まれるのではないか

 

私はいつも、以上のような2点ことを想像していたのですが、

 

今回のような、カメラメーカー側による、「これはリアルですよ」というデジタル証明を付与するという話を聞いて、私は「なるほど!、その部分の想像は抜け落ちていた」と思いました。

 

コンテンツを見ただけでは、もはや区別がつきません。

改めて、

 

・人間側(被写体側)の証明
(これは私だよ、私じゃないよ、という証明)

・AI側の証明
(これはAIによるものだよ、AIによるものじゃないよ、という証明)

・リアル側(カメラなど側)の証明
(これはリアルだよ、リアルじゃないよ、という証明)

 

3方向の証明が必要な時代に突入するのだなと思いました。

それらがどのような形になっていくのか、見守っていきましょう。

 

ではでは

 

いろんな意味で、「この世は情報空間にすぎない」という考えがありますが、実感として、その通りになってきているのかもしれません。

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