メタバースの手数料は47.5%!!プラットフォーム事業のすごさを再確認。高い手数料の意味するところ。
【アップル「メタさん、47.5%の手数料はやりすぎでは?」】
https://www.gizmodo.jp/2022/04/meta-apple-commission.html
・以前、アップル(Apple)とグーグル(Google)がストアでの販売手数料の30%で揉めていたことが話題になっていた。
・そんな中でメタ(Meta:旧フェイスブック)はVRプラットフォームでの47.5%の手数料を発表し、アップルから盛大にツッコミを入れられている
・フェイスブックは2020年6月に、「2023年までの有料コンテンツの手数料は無料化し、それ以降はアップルの30%よりも低い数字を設定する」と発言していた。つまり、約束を破った。
メタバース手数料の高さの意味するところ
私もブログで何度か取り上げているように、
だいぶ前から、メタバース(インターネット上で広がる三次元の仮想空間)が注目されているわけですが、
そのメタバースでの手数料を47.5%と発表したから驚きです。売り上げのほぼ半分、メタに持っていかれるわけです。
手数料の高さも驚きですが、
このタイミングで発表したというのも、私的には驚きです。
なぜなら、本格的にメタバースが動き出す前に手数料の高さを発表してしまえば、メタバースへ参加する企業やユーザーが減ってしまうかもしれないからです。
こういうプラットフォーム企業は、無料で多数のユーザーを囲い込んでから、有料化したり、価格を上げたりするのが一般的です。
ユーザーを「このプラットフォーム、サービスなしでは生きれないよう」という状態にしていから、有料化したり、価格を上げたりするのが一般的です。
なのに、メタはまだそれほど、囲い込んでないのに、このタイミングで発表というのは、
メタバースなしで生きれなく世界は間違いなく訪れるという確信がある?
もう既に囲い込みが完了している?
、、ということを意味しているのかもしれません。
事実、マイクロソフトやディズニー、日本だと、パナソニックなど、多くの企業がメタバースへの参入を発表しています。
それにしても、47.5%の手数料ってエゲツないですね。。
AppleやGoogleのストア手数料の30%だって、なかなか高いと思うのに。
まあ、手数料の基準がよくわからないしなと私は思うと同時に、そうだ、日本のアプリだと、
どれくらいの手数料なんだろう?と興味を持ちました。
パッと思いついたのが、LINE。LINEスタンプとか売ってますよね。
そこでの手数料ってどうなってるのでしょう。
参考サイト
【LINEスタンプ制作販売アプリ「LINE Creators Studio」、新機能「プライベート設定」を追加】
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1792
「スタンプ販売額よりApp Store/Google Playなどの手数料(30%)を除いたうちの約50%が分配されます。」
え??
50%!!?
しかも、その前段階に、Appleに30%持ってかれている。
確かにそうか。Apple経由でLINEを提供してるもんね。
これだと、10万円売り上げても、3万5000円しか、自分に入ってこない計算ですな。。
改めて、プラットフォームの凄まじさを感じます。
この世には、月額のストリーミングサービスやアプリなどなど、多くのプラットフォームや仕組みが存在します。
ユーザーはたくさんのメリットを享受するわけなので、手数料をとるのは全然いいのですが、
メタの件で私が心配すること、
それは、競合がいないことです。(いないよね?)
AppleとGoogleは競合しているから、手数料30%から動けない状態になっているとも言えます。(メタは競合がいないから47.5%という強気にいけるとも言えますね)
しかし、競合のいないメタは今後、どうなっていくのでしょう。
それが今、一番、心配するところです。
見守って行きましょう。
、、、見守るとか言っておいて、気がつかぬうちに、ものすごいスピードであっという間に私たちがメタバースのユーザーになっている可能性もありますよね。
それぐらい、強気な発表だなと思いました。
ではでは
自分がどういうプラットフォーム、仕組み、枠組みの中で生きているか、意識することも大事かもしれません。あと、「日本はルールや仕組み通りに動くのは得意だが、ルールや仕組みを作りだすのは苦手」というような言葉は、本当にその通りだなと上のブログを書きながら思いました。