AIモデルの活躍が本格化。その先の可能性に少しビビる作曲家。
【人間のモデルにうんざり?スペインのエージェンシー、月に160万円稼ぐ「AIインフルエンサー」を作る】
https://www.businessinsider.jp/post-278977
【虚構と現実の狭間。AIで生成されたモデルが人気者に】
https://www.gizmodo.jp/2023/11/ai-generated-model-in-spain.html
・「アイタナ・ロペス(Aitana López)」は人間のモデルをブッキングするのに疲れ果てたスペインのエージェンシーがAI(人工知能)を使って作り出したもの
・アイタナは、1度の広告で1000ユーロ(約16万円)強を稼ぐことができ、毎月50万円、多い月では160万円稼ぐ
・アイタナ はピンク色の髪をした25歳で、インスタグラムでは14万4千人以上のフォロワーがいる
・AIで生成されたモデルの数は増えてきていて、ソーシャルメディアやアダルトコンテンツのプラットフォームで成功している
以上、記事引用参考
もはやAIモデルは当たり前。その先の可能性も見えてくる
こういうことが起きることは予想していたことではありますが、実際に、AIのモデルが本格的に活躍する姿には、やはり驚かされます。
AIモデルならば、理想な外見を簡単に作り出せますし、それを維持することもできます。(人間には不可能)
AIモデルならば、スキャンダルなどの問題を起こすこともないですし、衣装代や交通費などのコストもかかりません。(人間モデルだとリスクあるし、コストもかかる)
このように、
考えれば考えるほど、メリットしかないAIモデルが活躍するのは当然のことなのかもしれません。
つい最近、パルコの広告でも、AIモデルが採用されたことで話題になっていましたね。
この流れはどんどん加速していくのでしょう。
AIモデルのような、エンタメとAIの話になると、どうしても音楽と結び付けて考えてしまう私です。
「AIに仕事が奪われる」「人間の仕事の多くがAIにとって変わる」というような話はずっとされてきました。
AI作曲もその一つです。
今のAI作曲もすごいので、人間の作曲家と同等のレベルか、それ以上で活躍する未来(現在?)は見えてきています。
ただ、それでも、
もしもリスナーが「この音楽は人間ではなくAIが作った」と知れば、その音楽の評価が下がる可能性があります。(事実、AIが作ったとされるポエムの評価が下がったという研究結果があります)
評価が下がる理由は、おそらく、人間味がない、感情やストーリー性を感じられない、というものだと思います。
だから、人間作曲家は人間作曲家なりの、このような強みを生かして、今後も活動していけるはずだと私は信じていました。
しかし!!
今回、上の記事のAIモデルのインスタグラムの話を読んでいたら、このような私の考えや信念が少し変わそうです。
なぜなら、
AIモデルのインスタグラムが、AIモデルに人間味や感情、ストーリー性を持たせているように感じたからです。
たとえば、
このAIモデルのアイタナが作曲しましたという形で、AI作曲した音楽があったら、人間のファンたちの心に届くのではないでしょうか。
「エンタメとAI」「クリエイティブとAI」を考えた時、人間には特有の人間味や感情やストーリー性があるから大丈夫だと思っていましたが、今回の記事を読んで、その部分も危ういなと感じた私でした。
AIにできなくて、人間にできることは一体なんでしょうかねえ。
また、改めて、考えないといけないかもしれません。
ではでは
100年前、機械によって人間の肉体労働が奪われるという恐怖に見舞われました。そして、今、AIによって肉体労働だけでなく、頭脳労働も奪われる流れが起きています。まあ、現在、肉体労働は存在しますから、同様に100年後も頭脳労働も存在すると確信はしていますが。