肥満の人はアルコール分解が早いという研究結果。その内容を読み解く。
【肥満だと標準体重より52%早くアルコールが分解されると判明!】
https://nazology.net/archives/128836
・米国のイリノイ大学(UIUC)で行われた研究によって、肥満女性は健康的な体重の女性に比べてアルコール分解速度が52%も早くなっていることが示された
・肥満の人は体重が大きい傾向があるので、アルコールを飲める量が大きいことは容易に予想ができる。しかし研究では興味深いことに、アルコール分解速度もまた肥満度によって早くなることがわかった
・BMIが多い人ほどアルコール分解速度が早いことがわかったが、BMIが多い人ほど徐脂肪体重が大きいことも判明。
・つまり、BMIが大きい人がアルコールの分解速度が速くみえるのは、BMIが大きい人は除脂肪体重も大きく、結果的に大きな肝臓を持つ傾向があるためだと結論
以上、記事引用参考
「太っている人」ではなく「骨太の人」がアルコール分解が早い
太っている人はお酒が強いイメージがあります。
今回の研究では、
太っている人は飲める総量が多いだけでなく、アルコール分解も早いことが判明しました。
興味深いのが、
よくよく調べてみると、徐脂肪体重が大きい人ほど、アルコール分解が早いことが判明した点です。
脂肪以外の体重が大きい人ほど、アルコール分解が早いってことです。つまり、骨や筋肉など、体の基礎となる骨格がしっかりしている人ほど、アルコール分解が早いということです。
骨格がしっかり=血液量も肝臓も大きい=分解が早い、お酒が強い
、、という図式ですね。
また、
減量手術をしたら、アルコール分解速度が落ちたという報告も興味深いです。
それはつまり、減量とともに肝臓がしぼんだ可能性もあるとのこと。
私なりにまとめると、
お酒の分解速度や強さというのは、血液の量が多いほど、肝臓が大きほど、強化される(骨太の人はそういう傾向)
太っている人がその要素が強い可能性があるが、それは決して脂肪の量のせいではない。
、ということですね。
おもしろい。
ビールなどのお酒が美味しい季節になってまいりました。
太っている人は、人よりもお酒に強い傾向があるので、お酒がすすむ→飲食がすすむ→さらに太る→さらにお酒、つまみがすすむ→もっと太る、さらにさらに、という感じに、悪循環に陥る可能性もあるので、要注意ですね。
自分の体のこと、骨格、血量、肝臓、などを意識しながら、楽しく飲酒していきましょう。(こんなことを考えていたら、深酒にはなりませんね^^)
ではでは
歳をとると、お酒が弱くなるという話も、年齢とともに体がしぼむ=血液量が減る=肝臓がしぼむ、それが原因ということなのかもしれません。