音源分離の時代が本格的に到来!

【ビートルズも活用する「AIによる音源分離」とは?音楽クリエイティブを支える技術の可能性を探る】
https://realsound.jp/tech/2023/07/post-1367452.html

 

音源分離の技術により、アーティストや音楽クリエイターは、ビートルズの例のように過去の録音音源からボーカルだけを抜き出してクリーンな音質に変換し、新たにリマスター音源やリミックスを制作することが可能になる

・AIによるリペアアシスタント機能も搭載したiZotope「RX」では、古い音源からノイズを除去したり、低音や高音感に欠ける過去の音源であっても周波数を合成して復元するといったことが可能

RXの音源分離機能である「Music Rebalance」は、AIによる機械学習アルゴリズムを用いて、既存の音源を4つのパート(ボーカル、ベース、パーカッション、その他)に解析し、それぞれのパラメーターを調整することでボーカルやベースのみのパートとして分離させることが可能

・現在の音楽シーンにおいて、音源分離機能の搭載が業界標準化しつつあるのがDJソフトだ。この分野では、AIによる音源分離機能を搭載した『djay Pro AI』や『VirtualDJ』がよく知られている

LINE MUSICには楽曲のボーカルだけをオフにして、ユーザーの歌声を音源にミックス、再生させることでカラオケさながらの体験を楽しめる機能が搭載されている

映画業界では、セリフや効果音が“混ざった状態”でしか残っていない古い映画から個々の音を抽出・分離して、ドルビーアトモス方式で空間に再配置する試みもおこなわれている

『Moises』は、プロ・アマ問わず世界中の音楽クリエイターの間で利用が広がっている。同アプリでは、音源分離させたい音源をサーバーにアップロードするだけで最大5つのパートに分離することができるが、その際に分離された音源はDAWスタイルのブラウザ上に配置される。ユーザーはその画面上で各パートの音量やAIによって自動検出された曲のBPMやキーを任意のものに変更した上でダウンロードすることが可能と、かなり手軽に使うことができる。任意のパートをオフにすれば楽器や歌唱の練習用オケとしても使用できるなど、その活用方法はリミックスやマッシュアップ用の素材作りに留まらない。

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

音源分離の時代が予想より早く到来

 

【音楽をパートごとに分離。AIの音源分離技術がすごい。その利点と問題点、考察】
https://amimako.com/music-sound-separate-sleeter-copyright-ai/

 

【特殊な音楽プレイヤー「STEM PLAYER」。音楽の楽しみ方も受動から能動へ】
https://amimako.com/music-stem-player-kanye-west/

 

音源分離については、このブログでも、何度か取り上げ、注目していました。いずれ音源分離の時代がくるだろうとも予想していましたが、まさか、こんなにも早く本格的な音源分離の時代が来るとは思っていませんでした。

 

上記の「Moises」の試しに使ってみましたが、既存の音楽を簡単に、そして見事にきれいに分離してしまい、、あまりのすごさに愕然としました。

先日のブログで、「生成AIによって訪れる、組み合わせの時代は、全人類をDJにする」という話をしましたが、まさしく、こんなに簡単に音楽を分離できたら、組み合わせ(DJ)したい放題ですね。(これまでのような、ディスク音源の組み合わせではなく、今後は、分離した楽器などの音源を組み合わせ?)

 

これまで、混ぜた音楽を分離することは無理だと考えられていました。それは例えるなら、混ぜた色を、混ぜる前の色に分離、元の複数の色に戻すようなもの。

 

でも、デジタルに関して言えば、混ぜたものを分離、元通りにすることはできるのでしょう。ただ、そのためには、ものすごい計算能力が必要です。

 

【Googleが47年かかる計算を瞬時に実行できる量子コンピューターを開発】
https://nazology.net/archives/129181

 

上記の音源分離技術に、量子コンピューターが使われているわけではありませんが、技術の進化、計算能力の進化はすごいことになっていることが容易に想像できます。

 

現状のコンピューター(スマホ)の計算能力もどんどん上がっているからこそ、音源分離のような複雑で高度な計算や処理をすることができるのでしょう。

 

 

ただ、

上の量子コンピューターの記事によれば、

量子コンピューターはたしかに計算能力がすごいが、量子ノイズによって、たまに不正確な計算をしてしまうことがあるようです。

 

変な話ですが、

 

スパコンが47年かかる計算を、量子コンピューターが瞬時に導き出しても、それが本当に合っているのかどうかの答え合わせができるのは、スパコンに計算させた上で、47年後になることになります。笑

 

これらを読んでて思ったのは、

 

生成AIや量子コンピュータなど、技術の進歩がすごいことになって、音楽家として、人として、どう立ち回ればいいのか、何が正解かわからなく、いろいろと考えさせられますが、

そもそも、量子コンピューター同様、簡単に答え合わせなんてできないのだから、自分が答えだと思うものを、今、この瞬間、積み上げていくしかないんだな。(生成AIや音源分離も、現時点でメリット、デメリット、賛否いろいろありますからね)

そんなことを改めて思いました。

 

答えは、自分の外ではなく、自分の中にある。

、とも言いますしね。

 

いろんなテクノロジーや話題に振り回されそうになりますが、自分の内側に重きを置こうと、結局、原点に立ち返る私なのでした。

 

いやあ、でも、すごい時代になってきましたねえ。

 

ではでは

 

 

今、制作中の音楽ソフトの画面です。普段、いろんな楽器や音を混ぜて完成させるのが音楽家の仕事ですが、いつか、この音楽も誰かに分離されることがあるのでしょうかねえ。混ぜるだけでなく、分離させることも、今後の音楽家の仕事のひとつになっていくのでしょうか。

 

 

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