ケイティ・ペリー、2億2500万ドルで権利売却。音楽の権利を売却するミュージシャンが増えている理由。
【ケイティ・ペリー、原盤権と音楽出版権を330億円で売却したと報道】
https://nme-jp.com/news/133929/
・ケイティ・ペリーは自身の音楽の権利を2億2500万ドル(約330億円)で売却
・この契約は38歳のケイティ・ペリーが2008年から2020年にリリースした5枚のアルバムの原盤権と音楽出版権を対象とするもので、2008年発表の『ワン・オブ・ザ・ボーイズ』から最新作『スマイル』までが含まれている
・ここ数年、ミュージシャンによってカタログ音源の権利を売却する動きが広がっている
以上、記事引用参考
権利を売却する大物ミュージシャンが増えている
音楽といえば、印税をはじめとした著作権ビジネスで有名ですが、その権利を売却してしまうミュージシャンが最近、増えています。
定期的に印税をもらうのではなく、それらを放棄してガッポリと巨額で売却してしまう感じです。
有名どころだと、
・ボブディラン、全作品の権利を約3億ドル(日本円で約393億円で売却)
・ブルース・スプリングスティーン、全作品の権利を約5億ドル(日本円で約655億円で売却)
・ジャスティン・ビーバー、2021年までにリリースした全291曲を2億ドル(日本円で約260億円)
・レッドホットチリペッパーズ、全楽曲の著作権を約150億年で売却
・マイケル・ジャクソンの遺産管理財団、全楽曲の権利の5割を約1200億円で売却
すごい額です。
なぜ、こういう流れが起きているのでしょうか。
【ジャスティン・ビーバーはなぜ楽曲の著作権を売却した?松尾潔が解説】
https://rkb.jp/article/167830/
・著作権の売却は生前贈与?
現金化して資産を管理することで、死後によく発生する相続トラブルを回避する
・サブスクリプション各社が著作権の争奪戦
サブスクリプションのサービスの争い(アーティストや楽曲の取り合い)がすごいので、今が権利の売り時。
・音楽業界の収益構造の変化&富は墓場まで持っていけない
CDやライブ活動による音楽ビジネスのあり方も変わり、なおいっそうサブスクリプションの存在は大きくなっています。つまりは、権利収入とどう向き合うかという姿勢も変わりつつあります。
著作権は著作者が亡くなった後も在り続けます。著作者からすれば、生前にその分もまとめてもらっていくというのもありですよね。印税で長期的にもらうより、まとめて売却して、それを元手にして次のビジネスへ向かうアーティストも多いです
・投資会社が音楽の権利ビジネスに目をつけている
アーティストが売り時と考えているのと同時に、そこに目をつけている投資会社が多いのも事実です。投資会社は長期的に見れば、高額で権利を買い取っても、利益が出ると考えているのです。
以上、私なりにまとめてみました。
日本ではまだ、こういう話を聞かないけど、権利を売却する日本ミュージシャンは今後どんどん出てくると思います。
音楽聴き放題のサブスクリプション、音楽が流れ続けるSNS、AI歌手、AI作曲、そして、アーティストの権利売却など、本当、音楽シーンはどんどん変化していきますね。
これからも注視していきましょう。
ではでは
ケイティ・ペリー、よく聴いていた時期もありました。ポップな感じが好きです。これ、もう12年前の曲かあ。再生数14億ってすごすぎ。。この曲も既にケイティから権利は離れているのかあ。