Google、テキストから音楽を生成するAIモデル「MusicLM」を発表

【Google、テキストから音楽を生成する「MusicLM」発表 リリースはせず】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2301/28/news056.html

 

・Googleは「MusicLMは、条件付き音楽生成プロセスを階層的なシーケンスからシーケンスへのモデリングタスクとしてキャストし、数分間にわたって一貫性を保つ24kHzの音楽を生成する」AIモデルを発表

・トレーニングデータは28万時間

MusicLMは、文章や単語から音楽を生成する

・Googleはこのモデルのリスクとして、トレーニングデータの偏りを反映しているので、文化的な偏りが生じる恐れがあることや、オリジナル楽曲の著作権侵害を挙げている。生成した楽曲の約1%に、オリジナル楽曲が「正確に記憶」されていることが分かったとしている。「これらのリスクに対処するための今後の作業の必要性を強く主張」し、現時点ではモデルをリリースする予定はない

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

リスナーの変革の次は、クリエイターの変革?

 

前回のブログでは、3秒の声サンプルからAIが声を生成する話をしましたが、今回は文章や単語から音楽を生成するAIの話です。

 

こういう話は好きだし、興味があるので、同じようなネタが続いちゃいますね。^^;

 

↓こちらから、MusicLMが生成した音楽を実際に聴くことができます。

 

【MusicLM:Generating Music From Text】
https://google-research.github.io/seanet/musiclm/examples/

 

聴いてみると、なかなかのクオリティですよねえ。

 

・「スローテンポで〇〇みたいな音楽」という文章

・「前半は〇〇で、途中から△△になって、最後は□□な感じ」というように、音楽の流れを書いた文章(キャプション)

・絵画のレビュー(文章)

 

などから、MusicLMが音楽を生成しています。

 

絵画のレビューをもとに生成された音楽、おもしろいですよね。

 

ムンクの叫びの音楽は、個人的には、AphexTwinっぽいなと思いました。

 

ちなみに、

CM音楽を結構作ったりもする私ですが、

打ち合わせの時、監督から「こういう感じの音楽」「やわらかい感じ」「おしゃれな感じ」「気分が上がる感じ」みたいに、抽象的なオーダー(文章)を受け取ることが多いです。

 

文章から音楽にするという点で、MusicLMと私が行っている作業というのはそんなに差がないのではないかと思ってしまいました。

 

学習データの偏りや著作権の問題から、MusicLMというツールは一般に公開されていませんが、問題がクリアされれば公開される日がいつかくるのかもしれません。

 

今は著作権の問題などありますが、

MusicLMが進化してけば、いつかは、MusicLMが音楽を生成する時、「著作権に違反してないもの」という文章で、条件をつければ、著作権問題をクリアしつつ、AIによる音楽生成は簡単にどんどん行われていくのではないでしょうか。

 

この10年、20年で音楽の聴かれ方、リスナーのあり方は一変しました。今度は、音楽の作り方、ミュージシャンやクリエイターのあり方が一変するのかもしれません。

 

いろんな想像をして、戦々恐々しながらも、目の前のことを一生懸命にやるしかないと気持ちを奮い起こす私なのでした。

 

ではでは

 

ファンを作るような音楽やアーティストって、いつの時代でも価値があると思うので、小形誠が作った音楽を聴きたいと思われるようになることが大事なのかなと思ったりもしました。「MusicLMの作る音楽のファンです!」というのは、なかなかありえなそうですから

 

 

 

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