AIがゲームを制する時代。人生ゲームは??

【「普段の研究は息苦しい。でも対局の現場では‥」渡辺明名人が脳研究者に明かしたAIとの距離感とは】
https://number.bunshun.jp/articles/-/846635

 

・多くの棋士は同じAIを使って研究。AIがダメだと判断したものを排除して生き残った指し方を棋士は実戦で指す。個性の入り込む余地は小さくなっている。

・AIによって「直感型将棋」から「ひらめき型将棋」に変わってきた。脳の世界において「ひらめき」と「直感」は違う。「ひらめき」は理詰めに近くて、勉強することで生まれてくるもの。なぜそれがいいか理屈をもって説明できるような思いつきをひらめきと言う。「直感」は、これがいいと思うけど、“なんとなく”。後付けで理屈をこしらえることはできても、もう屁理屈に近い。ひらめきは大脳新皮質、直感は大脳基底核という異なる脳部位から生まれますので、性質が違う

最初は頭のいい人が強い。その後はいい教育を受けた人が強い。さらにそれが行き着くと、また地頭のいい人が強くなる。将棋は今2つ目の「学習」の段階にある。だから、まだまだ将棋は面白い。

 

以上、おもしろいと思った部分を記事引用、参考

 

 



 

AIがゲームを制する時代。人生ゲームは??

 

おもしろい対談だったので、ご紹介。

 

特にこの部分、おもしろいです。

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遺伝子による頭の良さは個人差があります。つまり、良い遺伝子を持っている人が有利だと。でも、優れた脳を発達させた人は少し話が違います。なぜなら脳は学習によって性能が向上するからです。いや、本当を言えば、そのために脳があるんです。遺伝子で決まっているデフォルトから自由になるために。

つまり、学習や教育による「伸びしろ」によって、生まれついてのちょっとした差異は十分に無効化される。だから世の中は面白いんですよね。ただ、時代が進んで、効果的な学習や教育方法ががっちりと確立されて、脳の学習能力が「これ以上は学習できません」と飽和するくらい、脳が成長できるようになったら、また振り出しに戻るのです。今度はまた個人の元々の能力差、つまり地頭の良さが効いてくるんです。

生まれてから「よーいドン」で学習を初めて、いかに素早く脳を飽和させるだけの成長競走だったら、スタート地点ですでに高い位置にいる人がゴールに近くて単純に有利ですからね。

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(要約が難しかったのでばっさり引用失礼)

 

こういう話から、

 

最初は頭のいい人が強い。その後はいい教育を受けた人が強い。さらにそれが行き着くと、また地頭のいい人が強くなると。将棋は今2つ目の「学習」の段階にある。だから、まだまだ将棋は面白い。

 

、、という話になるのです。

 

これ、将棋だけじゃなく、今の時代、すべてのことに適用できると思いませんか?

 

今の時代、

インターネット、SNS、YouTubeなどなど、いろんなテクノロジーやサービスによって、昔だったら、埋もれていた人たち(スタート地点が特別でもなんでもない一般人)がどんどん活躍していたりします。(元々、強者の人たちを追い抜いてね)

 

たとえば、もしも「いろんなテクノロジーやサービスをこうやって活用すれば、うまくいく、成功する」というような絶対的なやり方が全体に浸透したならば、スタート地点で優っているものが強者になることになります。(元々、強者の人たちが再び最強となる)

 

でも、まだ、そういう絶対的なやり方は確立されていませんし、もちろん、浸透もしていません。

 

そう考えると、

 

私たちは、スタート地点(出自や遺伝、才能など)では何も決まらない、夢をもてる時代を生きているのかもしれません。

 

将棋は今2つ目の「学習」の段階にある。

 

私たちもめげずに、学習していきましょう!

 

ではでは

 

AIによると、チェスには、この手を打ったら100%負けるという、必敗の初手があるようです。将棋には100%負ける初手はないようです。人生ゲームにおいて、こんな判定がくだされたら怖いですね。でも、今はまだ、人生ゲームの結果が決まらない時代、わからない時代。よかったです。

 

 

 

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