人間は信念バイアスに引き寄せられていく。信念バイアスの強さと怖さ。
【「歳をとると記憶力が落ちる」と信じると本当に記憶力が落ちてしまう⋯人の力を奪う”信念バイアス”の怖さ】
https://president.jp/articles/-/67652?page=1
・たった1つのミスによって「もうおしまいだ。やっていられない」と努力してきたことをすべて投げ出してしまう極端な反応を見せてしまうことがある
・こうしたときに働いているのは「全か無かの思考(All-or-nothing thinking)」、別名「スプリッティング(Splitting)」と言われる認知の歪み
・この認知の歪みは経験が浅い若い年代の人に起こりがちだが、成熟した年齢になっても「全か無かの思考」が強く働いてしまう人がいる。それは「信念バイアス(Beliefbias)」が深くかかわっている
・「信念バイアス」はわたしたちの能力さえも変化させてしまう
・ある実験では、「これは記憶力の試験です。高齢者のほうが成績は悪くなります」と伝えた場合、高齢者の正答率は低くなった
・ある実験では、「ホテルのベッドメイキングは、ただの作業ではなく素晴らしいエクササイズ効果がある。1つの部屋を掃除するだけで合計300キロカロリーのカロリー消費がある」と伝えた従業員のグループは、他に比べ、体重や体脂肪を含むすべての項目でマイナスに減量した。
・「成功しないと、自分には価値がない」「お金とは出ていくものだ」など、お金だけでも少なくとも76パターン、ダイエットでは62パターン、恋愛だけでも88パターンの信念バイアスが存在しており、全体で400以上の分野別の「信念バイアス」のパターンを研究者は見つけている
・人はうまくいく分野もあれば、うまくいかない分野もあるが、もし長年うまくいかない分野があるとしたら、それは自分を制限している「信念バイアス」が関係している可能性がある
・そんな「信念バイアス」を避けるためには、「いま思っていることは、100%絶対に本当なのか?」と自分に問いかけるといい
以上、記事引用参考
人間は「信念バイアス」に引き寄せられていく
昨年末のブログで、私はイメージが現実を作っていくという話をしましたが、
今回の信念バイアスの話も、それとリンクするのではないでしょうか。
信念バイアスは、ステレオタイプ的なものもありますし、上の記事で紹介されているような、三段論法バイアスというのもあります。
「わたし=田舎生まれ」(事実)
「田舎生まれ=出世できない」(信念)
→「わたし=出世できない人間だ」(結果)」
「A=B、B=Cであれば、A=C」みたいなことです。
生き方において、こんな単純な等式は成立するはずがないのに、こういうバイアスを作り上げちゃう人は結構いると思います。(事実ではない、ねじ曲げた信念を持ってしまう)
ひとつ思い浮かべてください。
「自分は〇〇な人間だ」
あなたにとって〇〇には何が入りますか?
そして、実際、あなたは、思い浮かべた〇〇のような人間である可能性が高いです。^^
まあ、当たり前と言えば当たり前ですよね。
ただ、その〇〇が信念バイアスである可能性もあるということです。
年末に 書いたブログでは、
「現実→イメージ」ではなく、「イメージ→現実」
という話をしましたが、
「現実→信念バイアス」ではなく、「信念バイアス」→現実」
ということも結構あるのではないでしょうか。
プラスの信念バイアスだったらいいのですが、
マイナスの信念バイアスは外していきたいですよね。
信念バイアスを外すためには、自分が思い込んでいること(信念バイアス)について「それって本当に?絶対にそうなの?」と自分に問いかけることです。
このように、信念バイアスに限らず、やはり自問自答はいくつになっても成長の糧になりますね。
私も、改めて、自分自身にかけてしまっているかもしれない、マイナスの信念バイアスに対して自問してみたいと思います。
ではでは
【「男性は賢い」7歳から思い込み 京都大学研究グループ調査、背景には「危機感」】
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/984008
ジェンダーステレオタイプは7歳から形成されるようです。子どもたちには是非、そのようなステレオタイプに左右されないで(縛られないで)欲しいですね。(影響はかなり大きいと推測)