肥満人口が10億人突破。肥満と飢餓。世界はまだまだ不公平。
【世界の肥満人口が10億人突破、子供は4倍に 低体重では日本人女性が指摘される】
https://www.bbc.com/japanese/articles/cy9zyk89d71o
・世界の肥満人口が10億人を超えたことが、学術誌ランセットに掲載された最新の研究で明らかになった
・2022年のデータを基にしたこの研究によると、世界には肥満とされる成人が8億8000万人、子どもが1億5900万人いる
・女性の肥満率が最も高いのはトンガとアメリカ領サモア、男性ではアメリカ領サモアとナウル
・「これらの島国の多くでは、健康的な食品と不健康な食品がどれだけ入手可能なのかが問題になっている」と教授は説明
・肥満の危機に直面している国が増えた一方で、低体重が最大の心配事だという国の数は減少している。低体重に分類される成人の割合は50%減った。しかし研究者らは、特に最貧困層のコミュニティーにおいては、依然として差し迫った問題だと強調
・高所得国で2022年に低体重が目立つ国は、日本(女性のみ)だけだった
・「気候変動や新型コロナウイルスのパンデミックによる影響、ウクライナでの戦争などは、貧困の拡大と栄養価の高い食品の値上がりにつながり、肥満率と低体重率を悪化させる危険をはらんでいる」
「その結果、ある国や家庭では食料が不足し、別の国では健康的でない食品にシフトするという連鎖反応が起きている」
以上、記事引用参考
肥満と飢餓。世界はまだまだ不公平。
世界の肥満人口が10億人を超えたようです。
ちなみに、
【飢餓人口2019年と比較して1億2200万人増加。複数の危機が要因で=国連報告書】
https://ja.wfp.org/news/122-million-more-people-pushed-hunger-2019-due-multiple-crises-reveals-un-report
2023年の報告で、世界で飢餓に直面している人口は7億3500万人です。(食料への安定したアクセスのない、中等度または重度の食料不安に陥っている人は24億人)
10億人が肥満で、7億人が飢餓、24億人が食料不安。
上述にしているように、豊かだから肥満という単純な図式ではありませんが(不健康食品と健康食品のアクセスの格差)、
このバランスは本当におかしいですよね。
【日本の食品ロスランキング世界何位?】
https://www.tryeting.jp/column/8665/
日本は14位にランクイン。一人あたり年間64kgの食品を廃棄しているようです。
生ものとかもあるので、廃棄分を世界に分配しろという単純な話ではないことはわかりますが、乾物などの消費期限が長めのものは、もっと強権的に集めて世界に分配すべきではないかと、私、個人的には思ってしまいます。
水だって、未だ世界人口の4分の1が、安全な飲料水にアクセスができていません。
私たちがテレビなどで目にする、世界のニュースというと、アメリカや中国、西欧諸国など、大国の話題ばかりです。それらのニュースを見ていると、あたかも世界を見ている気になってしまいますが、実際は、そんなことはありません。上のような情報に触れると改めて、そんなことを感じさせられます。
上述してきたように、世界はまだまだ不公平な状態です。
不公平な世界の中で、上に位置する日本(日本人)は、もう少し、その自覚と世界の認識をもっとしっかり持った方がいいのかもしれません。(下層の人たちより、上層の人たちの方が世界を変えやすいですからね)
もちろん、すぐに何かやれるというレベルの話ではありません。
まずは、「知る」「知ろうとする」ということ、そして関心を持つことがまず大事だと思います。
これは、他のことにも言えると思います。関心がなくなったら、そこまでです。何もいい方向への変化は生まれません。
小さな視点でも、今回のような大きな視点でも、関心を持っていきましょう。
ではでは
【インド:7年後には人口の4割が安全な飲料水を得られなくなる】
https://www.wateraid.org/jp/blogs/india-water-crisis-summer2023
あの大国インドでさえ、こんな状況。いつでも安全な水道水を使える日本は本当に恵まれていますね。ただ、そんな世界に誇る水道水を民営化する流れもあり、その辺が少し心配ではあります。