AIが発明した特許。AIが発明者としては認められない(米特許商標庁)AIの権利(責任)が宙ぶらりんの世界
【「AIは特許申請時の発明者として登録できない」とアメリカ特許商標庁が公式見解を発表】
https://gigazine.net/news/20200430-ai-cannot-be-inventors/
・アメリカ合衆国特許商標庁が「AIは特許出願の際に発明者として登録できない」「発明者になれるのは自然人に限られる」と公式に発表
・イギリスも「非自然人の発明を禁止する特許法」のもと、AIの特許を棄却
・しかし、AIが発明した特許は、そのAIの開発者のものにもならない(AIが発明した特許の所在は宙ぶらりん?)
以上、記事引用参考
権利問題や責任問題において、AIには所持させないし、AIとAI開発者をリンクさせない方向(その方が都合がいい?)
前にこんなブログを書きました。
【AIが作り出す著作物に著作権が発生?AIと著作物について考える】
https://amimako.com/society-ai-copyright-create-occurrence/
2018年のブログですが、この時、日本政府はAI創作物に著作権を認める方向で動いていました。当時、そのことに私は不安を感じていました。しかし、今回の件から、アメリカ追従がほとんどの日本を想定すれば、それは杞憂に終わりそうですね。(おそらく、AIに特許を認めないなら、AIに著作権も認めないでしょ?)
AIに権利を持たせない。
でも、そのAIを発明した人にもその権利は持たせない。
権利と義務はセットとはよく言われますが、そうすると、
AIに義務もないのかもしれません。
つまり、AI開発者にも義務はない?
もうちょっと言い換えると、AIに責任もないということになるのかもしれません。
つまり、AI開発者にも責任はないということ?
これからの世界はAIだらけになると予想されます。たとえば、AIによる自動運転。
もしも自動運転で万が一、事故が起きたら?誰が責任をとるのでしょうか?上の論理で考えると、自動運転のAIは責任をとりませんし、AI開発者にも責任は生じない、ということになりますよね。
AIを作る側からすると、AIが生み出す特許や著作権などの利益を手に入れたいと考えそうなものですが、
自動運転のような責任問題のことを考えると、案外そうでもないのかもしれません。(むしろ、AIの権利や責任問題を宙ぶらりんにしておきたい?)
個人的に、今の世界の不安定さを見ていると、戦争という最悪のケースも考えられます。(貿易戦争やサイバー戦争とか、戦争にもいろいろありますが)
そんな戦争にもAIが介入し、活躍することは目に見えています。(AI爆撃機も存在しますしね)
これらのことを考えると、
AIに権利や義務、責任を持たせないことに一度は安心した私ですが、
それらを宙ぶらりん状態にするのもいかがなものかと
また考え出してしまう私なのでした。
ではでは
【指定されたジャンルやアーティストから歌詞入りの楽曲を自動生成するAI「Jukebox」をOpenAIが開発】
https://gigazine.net/news/20200501-openai-jukebox/
音楽もAIがどんどん作りだしています。本当、いろいろ考えさせられます。(これらの曲たちの著作権も宙ぶらりんなのかな?)