アナログの文章、デジタルの文章、どっちがいい?紙と電子の情報伝達効率の最新研究。
【紙と電子ではどっちが情報伝達効率がいい?中央大学と凸版が研究 結果は”慣れ次第”】
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2110/29/news211.html
・一般的には電子媒体より紙媒体の方が文章を読む速度や記憶の定着率がいいとされているが、デジタルシフトが加速した近年は媒体による情報伝達効率の違いに関する研究が無かったとして、2020年度に中央大学飯尾研究室と共同で研究を始めた
・結果は、電子媒体に慣れている人が多い若年層と中年層で、電子媒体の方が短時間に正確な情報を伝達でき、高齢層では紙媒体の方が情報伝達効率が高かった
・つまり、電子媒体の理解度は、年齢や媒体の性質より、「慣れ」が強く影響していると結論
以上、記事引用参考。
紙と電子、どちらがいいかではなく、どちらに慣れているか。
本などの紙(アナログ)で読むのと、パソコンやスマホなど電子画面(デジタル)で読むのとで、私たちの理解や反応に違いは起きるのか。
先日も、同様のことを友人と飲みながら話していました。そんな私にとってタイムリーな記事があったのでピックアップ。
昔、ブログでも同様のテーマについて書いています。↓
【メディア論。何の内容を何で見るのか、見せるのか?】
https://amimako.com/science-media-contents-see-look-show/
【デジタルとアナログで脳の反応が変わる。デジタルとアナログの比率と重要性。】
https://amimako.com/science-life-digital-analog-brain-mind/
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反射光は光(文字や映像)を反射させて認識するもの(映画、印刷物など)
透過光は光(文字や映像)を通過させて認識するもの(パソコン、テレビ、iPad、スマホなど)
そして、
反射光は脳を分析、批評モードにして、対象物を理性的にとらえさせる。
透過光は脳をくつろぎモードにして、対象物を情緒的にとらえさせる。
反射光である印刷物は理性的に一回受けて止めてから、そのものをとらえるので、間違いに気づきやすい。
一方、パソコンやテレビなどの透過光のものは情緒的に感覚的に、そのままその情報を受け入れてしまう感じ
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つまり、反射光(アナログ)か透過光(デジタル)によって、脳の反応が変わってくるということを前のブログで書きました。
そして、今回の研究では、
「慣れ」が電子媒体の理解度に強く影響してくると判明。
電子媒体に馴染みがある若年層の「電子媒体の内容の理解度」が高いのはもちろんなのですが、
普段から電子媒体に馴染みのある(慣れている)高齢層も「電子媒体の内容の理解度」が高いということわかったようです。
反射光と透過光による脳の反応の違いとか、そういう難しい話ではなく、単純に、理解度は慣れの問題??笑
ただ、推論として、
反射光を見続けた脳、透過光を見続けた脳が、適応した形(慣れ)として、こういうことが起きている可能性もありますよね。
どうなんでしょうね。
いろいろ考えが巡っておもしろいです。
あなたは、デジタルとアナログ、どちらに慣れていますか?どちらが理解しやすいですか?
ではでは
本はなるべく紙の本で読みたいと思っている自分だけど、実際は、スマホやPCの画面を通して読んでいるデジタル文章の方が、アナログ文章より多く触れて読んでいるかもしれません。^^;