脳は「4つ」までは正確に反応するが、「5つ以上」では曖昧になると判明。

【ヒト脳は「1〜4」までは正確に反応するが「5以上」では曖昧になっていた!】
https://nazology.net/archives/138391

 

・独ボン大学(University of Bonn)とテュービンゲン大学(University of Tübingen)の研究チームはこのほど、ヒト脳のニューロンが「1〜4」まではそれぞれの数に対応に反応することを発見

・一方で、それ以上の数に対しては「5以上」というくくりで反応するシステムになっていることを特定

・つまり、目の前に置かれたリンゴが4個までなら瞬時にその正確な数が分かるが、5個以上になった途端、一目では何個あるか分からず、識別に時間がかかり始めるようだ

・150年前の実験でも同様の結果を出していた。「箱の中の黒豆が4個以下なら常に正確な個数を当てられたのに対し、黒豆が5個以上になるとチラ見での正答率が下がり始めた」つまり、人間が1〜4個までのものは、瞬時に正確な数を識別できる「スービタイジング(Subitizing:数の即座の認知)」をしており、数が5以上なら、なるべく近い数を推定する「エスティメイティング(Estimating:数の推定)」をしていると予想

・最も大きな発見は、ヒト脳のニューロン(神経細胞)に特定の数に反応して発火する仕組みがあったこと。例えば、2という数専門に反応するニューロンがあり、その数を認識すると発火し、脳スキャンでそのニューロンが光って見える(この仕組みはヒトの他にサルやカラスでも見つかっている)

・ニューロン3が発火するとき、その前後の2や4は明確に沈黙。ところが、数が5以上になった途端、ニューロンの選択性がまったく機能しなくなった。例えば、6が発火するとき、数を判断するニューロンはその前後の5や7にも発火が見られ、これは数が大きくなっていくほど曖昧になっていく

・数を瞬時に把握することは、あらゆる生物にとって生存に欠かせない能力。例えば、サルは木の中にある実の数と、それを奪い合うライバル集団の数をすばやく照らし合わせて、逃げるか闘うかを決める必要がある。また原始時代の人類も捕食者が何頭いるかを瞬時に見極めて、戦闘か退避かを決めていただろう。もしかしたら、その決め手に「4以下」と「5以上」が何らかの境界線として関係していた?

 

 

以上、記事引用参考

 

 



 

「4つまで理論」は五感すべてにおいて適用できる?

 

脳の仕組みとして、「4つまで」はパッと把握できて、「5つ以上」になると曖昧になるそうです。

 

以下の記事ともリンクする内容ですね。

 

【言語がないと人間は「4」までしか数えられない】
https://nazology.net/archives/104756

 

アマゾンの奥地に住む民族、そして、ハチなどの無脊椎動物も「4」までは数える能力があり、「4」という限界値は脳の大きさによらずヒト・カラス・昆虫など幅広い動物で共通している可能性が指摘されている

 

脳の中で、4という数は大きな境界線になっているようですね。

 

たしかに、色々なケースを想像すると、パッと認識できる数は4つまでなのかもしれません。

たとえば、

ユニクロ、コストコ、しまむら、ニトリ、ナイキ、などの企業名。4文字以内だとパッと認識できます。

一石二鳥、初志貫徹、花鳥風月、などの四文字熟語。これが5文字とかになると、パッと認識できないかもしれません。

パソコン、テレビ、スマホ、ミスチル、サザン、など、省略する時も4文字以内であることが多いと思います。あと、愛称とかもね。

 

私、一応、音楽家なので、少し音楽のマニアックな話をさせてもらうと、

 

楽譜の3連符、4連符なら、パッと認識できますが、5連符以上になってくると、途端に認識が遅くなるような気がします。

さらには、音楽の構成においても同様のことが言えます。

音楽は色々なメロディやハーモニーがいくつも複雑に絡み合って成り立っていますが、その数の限界値が3つか4つと言われています。

4つを超えるメロディが同時に鳴ったら、多くの人間はそれを同時には認識できないと言われています。

だから、音楽をアレンジする時は、音の構成を4つ以内にするように心がけています。

クラシックの弦楽器が良い例かもしれません。コントラバス、チェロ、ビオラ、バイオリンのように、やはり、4つ(まで)のパートで音楽が構成されることが多いです。

 

そう考えると、

 

パッと認識できるのは「4つ」までというのは、視覚だけの話ではなく、聴覚にも言えることなのかもしれません。

どうせなら、その他の五感、触覚、味覚、嗅覚でも、同様の実験をして欲しいですね。

もしかしたら、

触覚も味覚も嗅覚も、同時に認識できる数は4つまでかもしれませんよね。

 

ああ、おもしろい。(推測や想像するのが楽しい)

 

それにしても、なんで、

指の数は5本なのに、「4」なんでしょうねえ。不思議です。

 

この情報、何かに活かせるかな?

 

何かを相手にパッと伝えたい時、感じてもらいたい時、その時は4つまでにしておくといい。

 

そんな感じでしょうか。^^

 

ではでは

 

味覚も4つまでと仮定するならば、料理する時、使用する主な調味料も4つまでにしといた方がいいかもしれませんね。こんな感じに、色々な五感で想像してみるのもいいかもしれません。^^

 

 

 

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2件のフィードバック

  1. たかはしもとき より:

    小形さんこんにちは。ちょうど最近、茂木健一郎先生の本を読み初めまして、眠れなくなるほど面白い脳の話って本なんですけども、なかなか面白いです。今度ぜひお話させてください(^^;

    • ogatamakoto より:

      たかはしさん、こんにちは!その本、おもしろそうですね!是非、お話聞かせてください^^

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